山椒にまつわるエトセトラ
2009年05月21日
吉野の山で山椒の木を見つけました。
お寺へ続く参道脇の家に、
より添うように、大きな山椒の木が2本。
昔、どこかで山椒の葉を甘辛く煮たのを食べたことがある、
と言う人が
山椒の葉を1枚失敬して食べてみた。
爽やかなで鼻に抜ける風味と供に
少し辛い独特の味だという。
山椒の木は私の父もお気に入り。
家の片隅の山椒の木は、
日の当たらない家の裏にあるけれど
料理の脇役として活躍する程度には
いつも豊かな風味の葉を茂らせている。
この木に実はならないけれど
山椒の実は父のお気に入り。
「山椒の実は小粒でピリリと辛い。」
小柄な父を指した言葉だそうだ。
学生時代のお気に入りの思い出らしい。
私は、筍ご飯に母が必ずのせてくれたのを思い出す。
若い小さな芽を、パンと叩いて香りをたてる。
私は筍が大好物。
お寺へ続く参道脇の家に、
より添うように、大きな山椒の木が2本。
昔、どこかで山椒の葉を甘辛く煮たのを食べたことがある、
と言う人が
山椒の葉を1枚失敬して食べてみた。
爽やかなで鼻に抜ける風味と供に
少し辛い独特の味だという。
山椒の木は私の父もお気に入り。
家の片隅の山椒の木は、
日の当たらない家の裏にあるけれど
料理の脇役として活躍する程度には
いつも豊かな風味の葉を茂らせている。
この木に実はならないけれど
山椒の実は父のお気に入り。
「山椒の実は小粒でピリリと辛い。」
小柄な父を指した言葉だそうだ。
学生時代のお気に入りの思い出らしい。
私は、筍ご飯に母が必ずのせてくれたのを思い出す。
若い小さな芽を、パンと叩いて香りをたてる。
私は筍が大好物。
花で飾られて
2009年05月19日
長谷寺では牡丹祭りでしたが
境内には手入れされたボタンと
ツツジもあれば、シャクナゲもあり
この他に鉢植えのボタンまでまでが並べられていました。
歴史あるお寺ですから
わざわざ鉢植えで飾らる必要はなさそうですが
お寺銀座の奈良の中では
やはり必要な演出なのでしょうか。
大入りの社交ダンスフロアみたいな
あまりの数のボタンに圧倒されましたが
お花に迎えられて
こちらが照れてしまった気分です。
色とりどりのボタンも良いのですが
たくさんの参拝客と回廊の階段を上がったので
シャクナゲのやさしいピンクに心癒されました。

境内には手入れされたボタンと
ツツジもあれば、シャクナゲもあり
この他に鉢植えのボタンまでまでが並べられていました。
歴史あるお寺ですから
わざわざ鉢植えで飾らる必要はなさそうですが
お寺銀座の奈良の中では
やはり必要な演出なのでしょうか。
大入りの社交ダンスフロアみたいな
あまりの数のボタンに圧倒されましたが
お花に迎えられて
こちらが照れてしまった気分です。
色とりどりのボタンも良いのですが
たくさんの参拝客と回廊の階段を上がったので
シャクナゲのやさしいピンクに心癒されました。

山は生きている
2009年05月17日
奈良のお寺の境内で
桜の幹についた不思議な丸い葉が気になりました。
調べてみると
豆蔦(マメヅタ)と言うシダ類の植物でした。
マメシダで検索しても出て来ます。
マメヅタ、マメシダ、
言葉遊びみたいで面白い名前ですね。
見た事がないほど、どの樹にも豆蔦が
デコレーションされていました。

ここへ来るまでも、山の端に藤が
樹にしだれて、花を咲かせているのを沢山眺めました。
ここでも共生している豆蔦の美しさに魅せられました。
そう言えば、お寺もこれだけ自然の中にあるから
美しいと溜め息が出るのではないでしょうか。
共生の美しさに魅せられた旅だった気がします。

山の木について、もう一つ
吉野の山でビックリしたのは
木材を扱う工場が多い事。
車で山の頂を目指す途中、
木の青い香りがすがすがしい町を通りました。
大きな保育園などあって、人の通りはありませんでしたが、
子供を育てるにはよい環境のような気がします。
植物が生きた山、
林業が生きた山、
素敵な山の生き様を見て
私もリフレッシュする事が出来ました。
桜の幹についた不思議な丸い葉が気になりました。
調べてみると
豆蔦(マメヅタ)と言うシダ類の植物でした。
マメシダで検索しても出て来ます。
マメヅタ、マメシダ、
言葉遊びみたいで面白い名前ですね。
見た事がないほど、どの樹にも豆蔦が
デコレーションされていました。

ここへ来るまでも、山の端に藤が
樹にしだれて、花を咲かせているのを沢山眺めました。
ここでも共生している豆蔦の美しさに魅せられました。
そう言えば、お寺もこれだけ自然の中にあるから
美しいと溜め息が出るのではないでしょうか。
共生の美しさに魅せられた旅だった気がします。

山の木について、もう一つ
吉野の山でビックリしたのは
木材を扱う工場が多い事。
車で山の頂を目指す途中、
木の青い香りがすがすがしい町を通りました。
大きな保育園などあって、人の通りはありませんでしたが、
子供を育てるにはよい環境のような気がします。
植物が生きた山、
林業が生きた山、
素敵な山の生き様を見て
私もリフレッシュする事が出来ました。
秘仏と言う信仰
2009年05月16日
吉野山、金峯山寺のご本尊は金剛蔵王大権現という秘仏。
釈迦、観音、弥勒の三尊の合体したものとされ、密教の明王像に似た激しい忿怒相で、怒髪天を衝く雄々しい姿を写真で確認できる(不定期にご開帳される時もあるらしい)。蔵王権現とはインドに起源を持たない日本固有の神仏であると言う。
信仰上の理由から御簾の向こうのご神体を拝めない事態に
人は神秘性を重んじ、これを拝顔できた時にはご利益を信じるのではないでしょうか。
仏像は、概して穏やかな表情を見せるものが多いなか
この激しい忿怒相は、たまに拝顔できるから、その効力は絶大ではないでしょうか。
誰だって、怒り顔には対面したくないものだなぁと思います。
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釈迦、観音、弥勒の三尊の合体したものとされ、密教の明王像に似た激しい忿怒相で、怒髪天を衝く雄々しい姿を写真で確認できる(不定期にご開帳される時もあるらしい)。蔵王権現とはインドに起源を持たない日本固有の神仏であると言う。
信仰上の理由から御簾の向こうのご神体を拝めない事態に
人は神秘性を重んじ、これを拝顔できた時にはご利益を信じるのではないでしょうか。
仏像は、概して穏やかな表情を見せるものが多いなか
この激しい忿怒相は、たまに拝顔できるから、その効力は絶大ではないでしょうか。
誰だって、怒り顔には対面したくないものだなぁと思います。
奈良公園
2009年05月14日
奈良駅から広がる奈良公園、
車で近づいたのは失敗でした。
さすがのゴールデンウィーク、
JR奈良駅の周りが、混んでなかったので
警戒もせずに車で向かうと
駐車場入庫待ちの渋滞になってました。
駐車料金に眼をつむって
一番早そうな駐車場にさっさと入庫できましたが
これなら、JR奈良駅近くの100円パーキングにとめて
散歩がてら奈良公園へ行っても良かったかも。
実は、関西味のうどんが食べたくて
ここへ来る前に
JR奈良駅のコインパーキングにちょっと寄り道しました。
駅前の立ち食いうどん屋さんでは、
うどんのほかに、ソバも選べることに驚き。
店内の席で、普通に尼さんがお食事されていたことに
なぜか奈良旅行気分は盛り上がる。

市役所の前の「せんとくん」の前で写真撮る人、
結構居ましたね。
奈良公園の入り口では鹿煎餅を売るおじちゃん、おばちゃんの
元気な声に迎えられましたが、鹿さんは1匹しか見れませんでしたよ。
車で近づいたのは失敗でした。
さすがのゴールデンウィーク、
JR奈良駅の周りが、混んでなかったので
警戒もせずに車で向かうと
駐車場入庫待ちの渋滞になってました。
駐車料金に眼をつむって
一番早そうな駐車場にさっさと入庫できましたが
これなら、JR奈良駅近くの100円パーキングにとめて
散歩がてら奈良公園へ行っても良かったかも。
実は、関西味のうどんが食べたくて
ここへ来る前に
JR奈良駅のコインパーキングにちょっと寄り道しました。
駅前の立ち食いうどん屋さんでは、
うどんのほかに、ソバも選べることに驚き。
店内の席で、普通に尼さんがお食事されていたことに
なぜか奈良旅行気分は盛り上がる。

市役所の前の「せんとくん」の前で写真撮る人、
結構居ましたね。
奈良公園の入り口では鹿煎餅を売るおじちゃん、おばちゃんの
元気な声に迎えられましたが、鹿さんは1匹しか見れませんでしたよ。
思いがけない菖蒲
2009年05月11日
薬師寺は、修学旅行の時にも訪れている。
こちらは案内してくれるお坊さんのお話が、
聞き手が聞き入るように話してくれて、
もてなしの卓越さに感心した事を覚えている。
薬師寺から歩く事15分あまり、
少し懐かしい菖蒲の花など見ながら歩くと
唐招提寺に到着。

この道は、普通に車が走っていて歩道も十分な広さとは言えず
有名なお寺二つを結ぶ道としては、ずいぶんと素朴な風景だった。
実は、今回訪れてビックリしたには
唐招提寺が、薬師寺の隣にあった事。
私が忘れていただけなのだろうが
修学旅行当時、
薬師寺も、唐招提寺も、行く前からどちらも期待して
訪れた場所の筈だった。
唐招提寺は、自由行動の中でわざわざ選んでいった筈だし
奈良で好きなお寺と言えばこの二つだった。
それが、歩いて行けるほど隣り合う立地だった事を
覚えてなかったのか、認識していなかったのか。
我ながら不思議。
しかし、この二つのお寺は並べて覚えられないほど
個性的なお寺なのだから、一緒くたには覚えられないのかも。
こちらは案内してくれるお坊さんのお話が、
聞き手が聞き入るように話してくれて、
もてなしの卓越さに感心した事を覚えている。
薬師寺から歩く事15分あまり、
少し懐かしい菖蒲の花など見ながら歩くと
唐招提寺に到着。

この道は、普通に車が走っていて歩道も十分な広さとは言えず
有名なお寺二つを結ぶ道としては、ずいぶんと素朴な風景だった。
実は、今回訪れてビックリしたには
唐招提寺が、薬師寺の隣にあった事。
私が忘れていただけなのだろうが
修学旅行当時、
薬師寺も、唐招提寺も、行く前からどちらも期待して
訪れた場所の筈だった。
唐招提寺は、自由行動の中でわざわざ選んでいった筈だし
奈良で好きなお寺と言えばこの二つだった。
それが、歩いて行けるほど隣り合う立地だった事を
覚えてなかったのか、認識していなかったのか。
我ながら不思議。
しかし、この二つのお寺は並べて覚えられないほど
個性的なお寺なのだから、一緒くたには覚えられないのかも。
山のお寺
2009年05月10日
奈良のこの辺りは、新緑の芽吹く山が連なっていて
ドライブもとても快適でした。
このゴールデンウィークは、どこも大変な人出が予想されましたので
渋滞も無くゆったりと山道をドライブできたり
山寺を散策できたので
本当に奈良へ来て良かったと思いました。

日本のどこでも
少し似たような風景はあるかもしれません。
それでも参拝者が多い奈良の事だから
どのお寺も参拝客をもてなす気持ちがあるのではないでしょうか。
観光地ならではの迎えられる感じが、気持ちよかったように思います。
ドライブもとても快適でした。
このゴールデンウィークは、どこも大変な人出が予想されましたので
渋滞も無くゆったりと山道をドライブできたり
山寺を散策できたので
本当に奈良へ来て良かったと思いました。
日本のどこでも
少し似たような風景はあるかもしれません。
それでも参拝者が多い奈良の事だから
どのお寺も参拝客をもてなす気持ちがあるのではないでしょうか。
観光地ならではの迎えられる感じが、気持ちよかったように思います。
花のお寺
2009年05月08日
山を巡る道路では、藤のほかに
アヤメ科のジャガの花が、どこも沿道で盛大に咲いてました。
もしかしたら、桜の季節よりも
華やかな時期に、ちょうど来たようです。
長谷寺は、慎ましい山寺の印象。
ぼたんが見頃で、牡丹祭りと看板が出るほど。
境内には手入れされた鉢植えが沢山。
人出を考慮してか、駐車場や境内で、
はきはきと案内する修行僧の皆さんの
清々しい笑顔が印象的で好感を持てました。
ツツジやオオデマリも加わって、本当にお花のお寺でした。

石楠花祭りで、こちらも境内が華やかだった室生寺は、
女人にも開かれた道場で、女人高野の異名をとる。
比べては失礼だろうけど、
こちらの寺の人は特に境内に居なくて、会ってないけど無愛想な感じ?
パンフレットの地図に誘われて、進んだ道の先には
石段が果てしなく続き、息も絶え絶え。
辿りついた奥の院で、白い藤の大きめな花が思いがけず爽やかでした。
この白い藤は、山を下って駐車場から見上げ、
どれだけ昇ったかを実感できたことです。

案内が少ないためか、杖を要するような年配の方も沢山昇ってこられました。
それとも、関西の陽気なご年配には
険しい石段も笑い飛ばして昇ってこられたのでしょうか。
「七重の塔」、と呟いた私の前を通りがかったオバさまが
十三重塔でっか、あれ?と聞いて来た出来事が忘れられません。
あぁ、関西のオバちゃんがかわいくて仕方ないね。
アヤメ科のジャガの花が、どこも沿道で盛大に咲いてました。
もしかしたら、桜の季節よりも
華やかな時期に、ちょうど来たようです。
長谷寺は、慎ましい山寺の印象。
ぼたんが見頃で、牡丹祭りと看板が出るほど。
境内には手入れされた鉢植えが沢山。
人出を考慮してか、駐車場や境内で、
はきはきと案内する修行僧の皆さんの
清々しい笑顔が印象的で好感を持てました。
ツツジやオオデマリも加わって、本当にお花のお寺でした。
石楠花祭りで、こちらも境内が華やかだった室生寺は、
女人にも開かれた道場で、女人高野の異名をとる。
比べては失礼だろうけど、
こちらの寺の人は特に境内に居なくて、会ってないけど無愛想な感じ?
パンフレットの地図に誘われて、進んだ道の先には
石段が果てしなく続き、息も絶え絶え。
辿りついた奥の院で、白い藤の大きめな花が思いがけず爽やかでした。
この白い藤は、山を下って駐車場から見上げ、
どれだけ昇ったかを実感できたことです。
案内が少ないためか、杖を要するような年配の方も沢山昇ってこられました。
それとも、関西の陽気なご年配には
険しい石段も笑い飛ばして昇ってこられたのでしょうか。
「七重の塔」、と呟いた私の前を通りがかったオバさまが
十三重塔でっか、あれ?と聞いて来た出来事が忘れられません。
あぁ、関西のオバちゃんがかわいくて仕方ないね。
吉野山で雨
2009年05月07日
この山は、
足を踏み入れた途端にウグイスの声。
それも、ずっと鳴きっぱなし。
これはどこかのスピーカーから流れてるの?
啼き主をさがして、宿の窓から外を見わたす。
見えるのは鳩ばかり。
うぐいす色の小鳥になかなか出会えない。
滞在二日目の朝、食堂の窓越しに
一羽の鳥が跳んで来た。
しかし、黄色い小鳥。ぴょんぴょん飛び跳ねて鳴きもしない。
雨の中でもウグイスの鳴き声を聴きながら
憧れの吉野山の散策を開始した。
東の人間は、吉野と言うと桜しか知らなかったけど
なかなか見きれないほどの神社仏閣が
ところ狭しとひしめく霊峰でびっくり。
お安い宿に導かれて訪れたけれど
次回はもっとじっくり散策したい決意。
足を踏み入れた途端にウグイスの声。
それも、ずっと鳴きっぱなし。
これはどこかのスピーカーから流れてるの?
啼き主をさがして、宿の窓から外を見わたす。
見えるのは鳩ばかり。
うぐいす色の小鳥になかなか出会えない。
滞在二日目の朝、食堂の窓越しに
一羽の鳥が跳んで来た。
しかし、黄色い小鳥。ぴょんぴょん飛び跳ねて鳴きもしない。
雨の中でもウグイスの鳴き声を聴きながら
憧れの吉野山の散策を開始した。
東の人間は、吉野と言うと桜しか知らなかったけど
なかなか見きれないほどの神社仏閣が
ところ狭しとひしめく霊峰でびっくり。
お安い宿に導かれて訪れたけれど
次回はもっとじっくり散策したい決意。
嬉しい旅
2009年05月06日
私は西が好きだ。
今回は、割引を利用して
車で出発。
私は、車が好きだ。
アルプスの山の麓では
懐かしい人が待っているけれど
今回は後ろ髪ひかれながらも
更に西へ進む。
山の木々は新緑が若々しい。
時期が良くて、藤の花が熱烈歓迎。
私は藤の花が好きだ。
今回は、割引を利用して
車で出発。
私は、車が好きだ。
アルプスの山の麓では
懐かしい人が待っているけれど
今回は後ろ髪ひかれながらも
更に西へ進む。
山の木々は新緑が若々しい。
時期が良くて、藤の花が熱烈歓迎。
私は藤の花が好きだ。