山椒にまつわるエトセトラ
吉野の山で山椒の木を見つけました。
お寺へ続く参道脇の家に、
より添うように、大きな山椒の木が2本。
昔、どこかで山椒の葉を甘辛く煮たのを食べたことがある、
と言う人が
山椒の葉を1枚失敬して食べてみた。
爽やかなで鼻に抜ける風味と供に
少し辛い独特の味だという。
山椒の木は私の父もお気に入り。
家の片隅の山椒の木は、
日の当たらない家の裏にあるけれど
料理の脇役として活躍する程度には
いつも豊かな風味の葉を茂らせている。
この木に実はならないけれど
山椒の実は父のお気に入り。
「山椒の実は小粒でピリリと辛い。」
小柄な父を指した言葉だそうだ。
学生時代のお気に入りの思い出らしい。
私は、筍ご飯に母が必ずのせてくれたのを思い出す。
若い小さな芽を、パンと叩いて香りをたてる。
私は筍が大好物。
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